2006年9月の情報です。

かながわの環境 「記者発表資料・お知らせ」目次へ 神奈川県環境科学センターのホームページ

市民との協働による"水辺の生きもの"から環境を考える冊子が完成

神奈川県環境科学センターでは、水生動物による河川などの水辺環境を評価するために市民との協働調査を含めた調査研究を実施してきました。適切に環境を評価するには、行政はもとより、地域市民によるきめの細かいモニタリングが必要と考えているからです。生物のモニタリングにはそれらの正しい見分け方や環境とのかかわりを説明した解説書や入門書が必要です。このたび、これまでの成果を「酒匂川水系の水生動物―里地・里山の生きものたち―」と「かながわ田んぼの生きものウォッチング」としてまとめて発行しました。

1 入門編  子どもたちの環境学習に最適

〜市民と協働で作った田んぼで見られる生きものガイドブック〜

「かながわ田んぼの生きものウォッチング」(別紙1参照)

 市民との協働で行った田んぼや用水路などの調査結果をもとに作製したガイドブックです。水辺の保全活動などを行っている市民グループの代表であり、ネイチャー・アーティストの森上義孝氏の協力で、生きものの生き生きとした姿を描いた細密画を盛り込み、子どもたちにもわかりやすい、美しい冊子に仕上げることができました。次世代を担う小学生などの環境教育のテキストとして利用されることを期待しています。
■ 入手方法:環境科学センターにて無料頒布
         (環境科学センター主催の環境イベント等での利用も予定しています。)

2 上級編  市民グループ・環境教育のスペシャリストを目指す皆様に

〜水生動物の生態からみた河川環境の解説書〜

「酒匂川水系の水生動物―里地・里山の生きものたち―」(別紙2参照)

〜市民と協働で行った、外来種の分布調査結果も記載〜

 酒匂川水系の、里地・里山の幅広い水生生物を対象とし、中・下流域に生息する水生動物の見分け方と周辺環境のかかわりを解説しています。市民活動など実際の調査の現場で多様な水生生物が教えてくれる、環境の大切さを理解する一助になることを期待しています。
■ 入手方法:神奈川県庁第2分庁舎1階県政情報センター売店にて 10月発売予定
         (定価 1冊600円程度送料別)(予定)

*相模川水系の調査結果をもとに作製した解説は1997年に「相模川水系の水生動物―川の生態系を構成するいきものたち―」として発行し、1万部以上印刷され、多くの人々に利用されています。

問い合わせ先
環境科学センター環境保全部河川湖沼担当
〒254-0014 平塚市四之宮1−3−39
電話 0463(24)3308
メールアドレス k-center@k-erc.pref.kanagawa.jp
専門研究員 石綿進一、斉藤和久