主な研究・調査結果の紹介

環境科学センターでは、調査・研究業務の結果を県民の皆様にわかりやすく解説するため、ポスター展示などを行っています。

最近の「環境科学センター業績発表会」や「環境・公害研究合同発表会」で公表した調査・研究成果等の中から順次紹介していきます。

 

調査・研究課題名  
「都市の温度を下げる」-手軽にできるヒートアイランド対策(壁面緑化の効果)- (2008かながわ科学技術フェア出展ポスター) [378KB]  

ヒートアイランドとは、都市部にできる局地的な高温域のことであり、その高温域が島のような形になることからこの名前があります。熱帯夜の増加や集中豪雨の発生など様々な形で人間生活に影響を与えるヒートアイランドを緩和するには、都市の温度を下げる必要があります。

 環境科学センターでは、だれでも手軽に取り組むことができるヒートアイランド対策として、壁面緑化(グリーンカーテン)について調査を行い、その普及に取り組んでいます。

「神奈川県でいちばん暑くなるのはどこ?」-神奈川県ヒートアイランド現況調査- (2011夏期調査結果)

 [435KB]

都市特有の環境問題であるヒートアイランドは、都市化の進展とともに年々その影響が深刻化しています。そのため、中長期的な気温モニタリングを通じて、県内のヒートアイランド概況を把握することが求められています。
H21 から調査範囲を全県に広げ、H23 年現在、図1の観測地点( 小学校)において、百葉箱と温度ロガーを用いた気温モニタリングをおこなっています。
地下水浄化技術の開発(2) (2006~2007年度政策課題研究結果) [357KB] 廃棄物を発生させない新たな地下水浄化技術の現地実験を行いました。
硝酸性窒素で汚染された地下水の浄化対策として一般的に用いられている 電気透析膜法など方法では、濃縮された排水が発生するため、その処理が大きな課題となっています。そこで、硝酸性窒素濃度の高い濃縮水を、当センターで開発した 浮上式生物ろ過膜脱窒装置を通すことによって、脱窒菌によって無害の窒素ガスに処理しました。脱窒に必要な有機物(水素供与体)には、当 センターが企業と共同開発した粉末のパルミチルアルコールを用いました。
地下水浄化技術の開発(1) (2006かながわ科学技術フォーラム資料を一部修正) [262KB] 硝酸性窒素は、肥料、家畜のふん尿や生活排水に含まれるアンモニウムが酸化されたもので、汚染された地下水を飲む人への健康影響が問題となっています。
また、県内においても地下水を飲用水源としている地域での汚染が明らかになりました。そこで、浄化した地下水を水源として再び地下へ戻すことが可能な浄化技術の開発を検討しました。
水源環境浄化技術-ダム湖の硝酸性窒素除去に向けた検討-
(2005~2006年度経常研究結果)
県民の貴重な水源である相模湖・津久井湖では、富栄養化が進み問題となっています。 そこで、湖水の直接浄化対策として、硝酸性窒素を除去する技術を検討しました。その結果、湖の上層(有光層)では藻類により、下層(低酸素層)では生物脱窒により、硝酸性窒素を除去できる可能性を確認しました。
廃棄物リサイクル施設から発生する大気汚染物質と処理対策の効果
(2005~2006年度経常研究結果)
近年、ごみを資源として有効利用するため、ごみ燃料化施設などの廃棄物リサイクル施設が神奈川県内にも多く設置されています。その一方で、これらの施設から排出される大気汚染物質の実態は明らかではありません。
 そこで、排出実態を調査するとともに各種排ガス処理装置(脱臭装置)の低減効果を把握し、有効・適切な低減対策等を検討しました。
化学物質からの影響(環境リスク)を減らすために (2006かながわ科学技術フォーラム資料)[747KB] 化学物質は色んな所に使われ、生活を豊かにしています。その反面、人や生き物への影響も心配されています。
そのため、きちんとした評価が必要です。そこで、当センターでは、化学物質の影響を出来るだけ少なくすることを
目的として、化学物質による人の健康への影響を評価する研究をしています。
丹沢のブナの衰退-原因解明に向けて- (2006かながわ科学技術フォーラム資料) [392KB] 丹沢のブナ枯れは今も進行中です。しかし、その原因は諸説あり特定されていません。そこで、当センターでは、大気汚染に注目し、西丹沢・犬越路(山北町中川:標高920m)において、 大気中の汚染物質である二酸化窒素やオゾンなどの濃度を測定してきました。
建築廃木材のリサイクル製品は安全か (2002~2004年度の調査結果) 今から30年前の1970年代に建築された家が建替えのために取り壊されています。廃木材には、家の土台や風呂場の柱など腐りやすい部分にCCAなどの防腐、防虫処理された木材が使われています。そこで、当センターでは、CCA、クレオソートのリサイクル原料から製品までの行方を調査し、製品の使用上の安全性評価を試みました。
厚木飛行場周辺の航空機騒音 (2003年度の調査結果) 厚木飛行場は、米海軍及び海上自衛隊が共同で使用している軍用飛行場です。この飛行場は、大和市、綾瀬市及び海老名市の3市にまたがる位置にあり、近接する相模原市、座間市、藤沢市及び茅ヶ崎市が航路下にあります。 環境科学センターでは、県大気水質課から依頼を受け、毎年、厚木飛行場周辺の36地点で航空機騒音の調査を行っています。
こんなところにダイオキシンンが (2002年度の調査結果) 目久尻川の水は水田に利用され再び川に戻されていますが、ダイオキシン類濃度がかんがい期に基準を超えたことから水田土壌との関連に着目しました。そこで、周辺の水田土壌、かんがい期の水田土壌粒子を含んだ川の水及び農業用水路の水について、ダイオキシン類の濃度を調べました。