厚木飛行場周辺の航空機騒音
  厚木飛行場は、米海軍及び海上自衛隊が共同で使用している軍用飛行場です。この飛行場は、大和市、綾瀬市及び海老名市の3市にまたがる位置にあり、近接する相模原市、座間市、藤沢市及び茅ヶ崎市が航路下にあります。これら地域は、住宅が密集しており、横須賀港を母港とする米海軍の空母「キティーホーク」から飛来し、離発着するジェット機の騒音は、住民の日常生活に甚大な被害をもたらしています。
  環境科学センターでは、県大気水質課から依頼を受け、毎年、厚木飛行場周辺の36地点で航空機騒音の調査を行っています。
  図1は、平成15年度の調査結果です。●印は年間W値(注:参照)が環境基準75WECPNLを超えている地点で、18地点ありました。その多くは南北方向に敷設されている滑走路のほぼ延長線上にあります。
  図2は、滑走路の南側及び北側の飛行コース直下の調査地点における平成9年度から平成15年度までの年間W値の推移を示しています。空母が「インディペンデンス」から「キティホーク」へ交代した平成11年度から平成12年度にかけて年間W値は一時上昇しましたが、全体としては横ばい傾向であり、依然として航空機騒音の改善は認められていません。


注: 航空機騒音の評価量WECPNL(W値)とは、Weighted Equivalent Continuous Perceived Noise Levelの頭文字をとったもので、日本語では加重等価継続騒音レベルと言います。これは、人間が感じる「うるささ」の感覚特性に着目した評価量で、騒音の大きさ、騒音にさらされる時間帯(例えば、深夜や早朝の場合は昼間の10倍に評価)及び騒音の発生回数が評価に取り入れられています。
 航空機騒音の環境基準は、住居系の地域(T類型)が70WECPNL以下、商工業系の地域等(U類型)は75WECPNL以下と定められています。



行政依頼調査(H15)
平成15年度航空機騒音の地域毎の調査結果の図
調査結果の図の凡例

図1  平成15年度航空機騒音の調査結果
年間W値の推移のグラフ


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